セミの知恵:仏教の「地獄」と「極楽」とは?

      2018/10/05

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昨日、ランニングをしていると

セミの鳴き声が!

福岡は、梅雨明け宣言は、まだ出ていませんが、

気の早いセミには、もう夏が来ているんでしょうね。

 

「セミは春秋を知らず」って、聞いたことはあるでしょうか。

地中には、7年間いて、地上に出てきたと思ったら、

一週間で命を終わらせる。

 

※一週間と聞いたことがあったのですが、調べると1ヶ月ぐらいみたいです※

※セミの種類によって、地中にいるのは、3年から17年みたいで、

アブラゼミは6年、地中にいるようです※

(セミが鳴き始めるのは、地上に出てから3日ぐらいしてなんですね)

 

地上に出ているのは、夏の間だけなので、

春には、桜が満開になることも、

冬には雪が降ることも

セミの知恵では、理解できない。

 

それと同じように、私達の知恵では、

分からないこと、理解できないことがたくさんある。

 

たとえば、仏教で六道輪廻と教えられ、

人間界の寿命が尽きると、

地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界の

六つの迷いの世界に、また生まれることになる、と

教えられています。

※どの世界に生まれるかは、「自業自得」で

その人のそれまでの行い(業・ごう)によって定まる※

 

「死んだあとのことは、死んでみなければ分からないよ」と

聞こえてきそうですが、たしかにそうです。

でも、死んでから分かっても、手遅れに・・・・。

 

私達の知恵では、理解できない、ということは、

「否定も肯定もできない」ということなんですね。

 

科学や医学が、死んでからのことを「否定」しているかというと、

科学や医学は、生きている間のことを扱っていますから、

死んでからのことは、専門外で、

「否定も肯定もしていない」という立場なんですね。

 

私が仏教を求めはじめたのは、寺院に生まれたから、というのもありますが、

「死んだらどうなるのかなあ」

「たぶん死んだあとは、無になると思うけれど、

仏教では、どう教えられているのか?」という思いがあったのが大きいですね。

 

仏の智慧にふれてみるのも、素晴らしいご縁だと思いますよ!

 

ちなみに、地獄絵図で、血の池地獄や、針地獄などが描かれていますが、

「苦しみの程度を、私達の知恵でも、少しは分かるように譬えられたもの」

ということで、実際に、血の池地獄や針地獄があるということではないんですね。

 

極楽浄土の様子ならば、

建物が金や銀でできていて、庭の池には瑠璃などの宝石が池の中に

敷きつめられているキラビヤカな世界と説かれていますが、

これも私達の世界にあるものを通して、私達の知恵で少しでも分かるように

たとえられたもの、ということなんですね。

 

もし、ネコに極楽の様子を教えるとしたら、

ネコの知恵でも分かるように、

「ネコの参る お浄土は 宮殿・楼閣 みなカツオ

ネコも あきれて ニャムアミダブツ」となりますね。

 - 仏教

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