高校受験前中学理科の得点アップのポイント(中1生物)

   

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中学3年生受験対策の理科

 

講義を始める前に

今回、中学3年生の高校受験に向けての講義を20回にわたりすることになりました。今から備忘録として記事にする内容は、中学生に読んでもらうというよりは、理科にあまり興味がなく、点数も低い中学生に教える側の先生目線で、どうすれば理科に興味や関心をもってもらい、目前の高校受験で理科の得点力をアップするサポートができるかを考えて書いていくものです。

・理科の用語を印象に残るように説明に工夫をした点。

・学校の授業では、実験や観察をする時間をとってしたことを高校受験に焦点を当てた時に、実際に実験や観察をする時間はとれないので、せめて写真などをタブレットで見せながら授業した点。

・受験に合格することに焦点をあてて、100分の講義中は、基本的にノートはとらずに、覚えることに集中してもらう。ノートをとることに時間や集中力を使うより、一問一答の問題の解説をしていきながら、講義をすすめるやり方なので、講義のあとに、講義で解説した一問一答の同じ問題を学生には解いてもらい、その時に80点以上あれば合格とする。(第一回は、全員が100点でした)

・ノートをとることで安心してしまって覚えていないことが多い。実際、あとでノートを見返して覚える時間がとれるかというと、英数国社理と5教科も100分の授業を受け、それを全部復習したり予習したりする時間を確保することは、現実問題として厳しいです。それよりも、100分の講義中に、生徒が印象に残るような語句の説明を工夫することで、試験に出る問題を1問でも多く覚えることに集中することが、中学3年生の今の時期(10月)は受験の得点力アップに直結します。

・ノートをとることでいえば、東大などに合格する人は、ただ先生が板書した通りのことを丸写しするのではなく、ノートを見返した時に、授業の内容が短時間で自分の頭の中で再現できる工夫を様々しながらノートをとっています。だから他の人がそのノートを見ても、役に立たないことが多い。そんな工夫をしながらノートをとりましょうと中学3年生に言っても、ただでさえ定期テストの点数が低くて、勉強の仕方もハッキリ分からずにいるのに、困ってしまうだけです。それよりも、

「過去20年間の高校受験問題を徹底的に調べて、試験に出た問題、しかもこれからも出る可能性の高い問題だけを1冊にまとめた問題集を20回の講義でします。これをマスターすれば80%前後の高校入試の問題が解けるようになります。もしこの問題集に出ていない問題が出たら、それは捨ててもらって大丈夫です。そんな問題は、ほとんどの受験生は解けませんから。自分が解けない問題は、他の受験生も解けないんだから、心配しなくていい。今から何も理科の勉強をしなかったら、20点未満だと思いますが、この1冊をマスターするだけで80点とれるようになるんです。受験では100点を目指さなくていいんだよ」と理科が苦手で塾に通っている中学生を励ますぐらいでちょうどいいと思っています。

・中学3年間で使う理科の教科書や資料集、プリント、問題集を積み上げれば本10冊分ぐらいでしょう。その中から過去20年間に高校受験によく出た問題、過去に数回出ただけで最近は出ていない問題(教科書の改定なども関係している)数回出た問題で、これから出る可能性の高い問題などを専門で調べているプロが1冊の問題集にまとめたのですから、高校受験だけを考えると、限られた時間で、講義中に集中して覚えることに特化する。

・高校受験のためだけを考えて勉強するスタンスを貫きますが、今まで苦手だった科目で点数がとれるようになり、「やれば出来る!」(I can do it!)と自分を信じられるようになり、自信が少しでもつくことで、他の教科にもいい影響を与えますし、社会に出てからも、「やれば出来る!」と初めてのことにもチャレンジしていく土台を築くことになると信じています。

 

中1生物

前置きが長くなりましたが、問題集のすべての一問一答を記事にする時間や労力をかけることはできないので、生徒の反応がよかったものを中心に書いていきます。もっと工夫して講義をしている人もいると思いますし、自分自身がスキルアップするために備忘録を書きながら、前回の講義よりさらに工夫していくことを見つけ出すために書いていきます。

 

アブラナの花と種子

花の中心から「めしべ」「おしべ」「花弁(かべん)」「がく」と全体のつくりから説明する。木を見て森を見ず、森を見て山を見ずと言われるように、細部の説明を先にするより、全体の構造(花のつくり)から説明した方が私自身、説明しやすく生徒にも分かりやすい。

「めしべ」に「柱頭(ちゅうとう)」と「子房(しぼう)」がある。子房とは、種子(しゅし)の「子」と「房」は部屋という意味がある。「厨房」とは料理をする部屋のこと。子房は、種子になる「胚珠(はいしゅ)」の部屋のこと。

「胚珠」の「胚」は子という意味があり、やがて種子になるものが「胚」ということ。「珠」は玉のこと。墓参りをする時などに使う数珠(じゅず)は、数多くの珠(たま)を糸で一つにしたもの。

(余談ですが、京都の実家が寺なので、仏教のことを話しだしたら止まらないので、今はやめておきますね、と私自身のことも講義の中でさらっとふれながら、親しみをもってもらえるようにしています。ちなみに、休み時間に、本で覚えた手品を披露して生徒たちに刺激を与えています。ハンカチに包んだ10円玉が消える簡単な手品を第一回ではしました。結構好評でした!)

私自身は、学生の頃から覚えるのは苦にならなかったのですが、それは漢字が出てきたら、その意味をよく調べていたから、印象に残りやすかったのだと思います。

 

マツ(裸子植物)

マツは知っていても、雄花(おばな)と雌花(めばな)がどれなのか気にしたこともない人がほとんどです。これは写真を検索してタブレットで見てもらいました。雌花がピンク色をしている写真がインパクトがあってよかった。鱗片(りんぺん)の鱗(うろこ)は常用漢字ではないので、教科書では「りん片」になっていますが、マツカサ(まつぼっくり)は魚の鱗みたいになっているので、鱗という漢字をあえて書きました。(もちろん生徒には、解答は「りん片」と書くように伝えています)

ここで「クイズ」。アブラナの花は、受粉をするのに花の色や香りで虫が寄ってきて、おしべの花粉をめしべの柱頭に受粉してくれますが、マツには、花がありません、香りもありませんから虫が受粉を手伝ってくれません。マツの受粉はどのようになされるでしょうか?答えは「風」。スギ花粉が風で舞っているニュースをテレビで見ますが、すごい花粉の量です。(生徒に関心をもってもらう、講義に集中してもらうための手段として時々、クイズを出しています)

余談ですが、教育とエンターテイメントの融合を考えた時、テレビのクイズ番組でも、超難問をクイズにするものもありますが、(私が幼い頃でいえば、アメリカ横断ウルトラクイズ)家族で楽しめる小学校、中学校、高校レベルの問題をクイズにするものもあります。それで視聴率がとれ、見ている人も楽しめて勉強になる。教育の現場でもエンターテイメントとの融合ができないか考えることがあります。米村でんじろう先生の実験は、科学に興味を持たせるいい機会になりますし、「世界一受けたい授業」なら、受験に直結しなくても、幅広い分野に興味をひろげるキッカケになることもある。受験に直結するかたちで教育とエンターテイメントの融合はできないか?※余談ここまで

 

道管と師管

茎や葉の写真や絵で道管と師管を答える問題がよく出ます。「道管」は例えれば水道管で、根から水を吸収して植物全体に水を届けるのが主な役目。人間の体も70%は水分と言われ、キュウリは90%が水分です。植物にとって、水分は無くてはならないもの。だから水を運ぶ水道管の役割をしている道管の方が師管よりも大きい。師管は、主に葉で作られた栄養分を運ぶ。例えれば、医師に注射針のように細いもので栄養を入れてもらうことがあるように、師管の師は医師の師で、注射針のように細い方が師管。どんなに栄養があっても水分が無ければ植物は枯れてしまうので、水を大量に隅々まで行き渡らせることが大事だから道管が太い方。

 

オオカナダモの葉の実験(葉緑体を調べる)

オオカナダモは、水草で金魚の水槽によく入れられています。これも写真でみてもらいました。エタノールに入れるのは、脱色して茶褐色にし、ヨウ素デンプン反応でデンプンが青紫色になるのを分かりやすくするため。葉緑体の光合成で作られた「デンプン」にヨウ素は反応することをよく伝える。葉緑体にヨウ素が反応しているように勘違いしている学生もいる。

私自身学生の頃、勘違いしていたのは、光合成は二酸化炭素から酸素をつくるための植物の働きだと思っていました。それで間違いではありませんが、光合成は、あくまでも植物が水と二酸化炭素からデンプンなどの栄養分を作るために行っているもので、酸素は、副産物として作られているということ。

中1の時に実験したことも中3になれば忘れているので、ヨウ素デンプン反応で青紫になった葉緑体の写真をタブレットでみてもらいました。(濃い青紫なので、黒に近いような印象を受けます)

 

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 - 寺子屋

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