人生の試練を乗り越えるヒント・物語を編む力

   

Pocket

「天から与えられた試練かもしれない」

 

人生の苦難に遭った時、みなさんも自分に言い聞かせることはありませんか。「これは、天から与えられた試練だから、今、自分は試されているんだ!」と。よくよく考えると「天」とは何か?が問題になりそうですが、そこはあまり深く考えずに、目の前の逆境に前向きに取り組んでいこうとします。仏教では、仏道修行の苦難を「帝釈天の試練」と教えられることがあります。キリスト教では、「天から与えられた試練」を「神はあなたに乗り越えられない試練は与えない」というみたいです。

 

3年間で追突されたのが5回

タクシードライバーに転職して約3年、その間に5回も追突されています。いずれも私は停車中で過失割合は10:0ばかりなのですが、追突4回目までは、バンパーを交換するだけの物損事故扱いでした。しかし先日の事故(5回目)は、信号待ちをしている時に、居眠り運転の車にノーブレーキで激突されたので、P(パーキング)にレバーを入れていたにもかかわらず、一瞬で10メートルぐらいふっ飛ばされてしまいました。人生初の救急車で運ばれて、幸い腰や背中、首の骨には異常がなく、むち打ちとの診断でした。交通事故の直後は痛みを感じなくても数日して首や背中、腰が痛みだすと聞いていましたが、今まさにその真っ只中です(苦笑)。夜勤で12時間のタクシー乗務をできる状態ではないので、しばらくお休みをしています。激震災害で大変な思いをされている方々に比べれば、激突されたにもかかわらず不幸中の幸いで、何ヶ月かすれば完治するぐらいの怪我ですみ、仕事を休んだ分は休業補償をしてもらえるので、「日頃、頑張っていたから、しばらく休みなさいと休暇をもらったんだ」と超都合よく解釈しています。そして、休暇中に物語を編む力を磨きたいと思っています。

 

物語を編む力とは?

コンサルタントをしている知人から聞いたことで印象に残っている話が、「コンサルする時に、クライアント(依頼者・顧客)に物語を提供して、感情を揺り動かしその気になってもらうことを心がけている」というものです。今がどんなに苦境の真っ只中でも「人生という物語の主人公は自分、そしてその物語を書いているのも自分」と思って、逆境の中、立ち上がって再起していくという物語を考えるだけでワクワクするストーリーで展開していくというものです。「天」や「神」が逆境を与えているのではないでしょうけれど、そう思うことで「自分を試されているんだ!」と物語を編むことができれば素晴らしい結果がついてくる可能性が広がります。逆境にうちのめされて、「もうダメかもしれない・・・」と思えば思うほど底なし沼に沈んでいくように、自分の力で脱出するのは極めて難しくなってしまいますが、そんな時に、手を差しのべてくれる人があって、自分の中の自分でも気づいていなかった可能性に光を当てて、感情が突き動かされるような物語を提供されたら、力が湧いてきますよね。そんな物語を創造する力をつける上で自伝や伝記はすごくためになるとのこと。

 

ノーマン・カズンズ著「笑いと治癒力」

難病を克服したものをよく読むのですが、最近、特に感銘を受けたのが「笑いと治癒力」です。ノーマン・カズンズは評論誌誌「サタデー・レビュー」の編集長を務めたあと、カリフォルニア大学医学部大脳研究所教授として生物学や医療ジャーナリズムの講義もしたジャーナリストでもあります。この本は、カズンズが膠原病という難病を克服する闘病記です。重度の膠原病で500人に1人しか回復しないと言われていたのですが、「それなら、自分が500人の1人になってみせよう」と思い、膠原病の治療例を扱った記事をジャーナリストの目線で独自に研究します。ビタミンCが膠原病に有効なのではと思い、ビタミンCの大量投与を独断で開始。さらに「笑い」が免疫を高めると聞き、喜劇映画をみたり、ユーモア作家のジョーク集を読み、毎晩、爆笑しながら過ごします。他にもいろいろあるのですが、カズンズは人間の能力にゆるぎない確信を持ち、人間の脳の機能を宇宙最大の神秘の一つとみなしています。そんなカズンズが闘病の末、膠原病を奇跡的に治してしまいます。もちろん、ジャーナリストとして「ビタミンC」や「笑い」が本当に効いたかどうかについても、疑いの目をもって考察します。「生きたい」という生命力が病に勝っただけで、ビタミンCを投与しなくても、笑わなくても治っていたかもしれない。つまりビタミンCや笑いはプラシーボ効果の役割を果たしただけかもしれない、とも考えます。とても書ききれませんが、実体験を通して、ジャーナリストの目線から様々な提言もなされていて感銘を受けました。

 

 
にほんブログ村 その他日記ブログ 運転手・ドライバー日記へ
にほんブログ村

 - 一言説法

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。